臨床ベースの急変対応研修
院内での蘇生といえば二次救命処置ですが、日本では定期的なトレーニングの義務もないことから個人の裁量に任されており普及してるとは言い難い現状があります。
そのため、無脈性電気活動(PEA)を認識できないケースやアルゴリズムの逸脱、手技・判断のエラーなどチームのパフォーマンスを低下させてしまう状況が散見されています。
そこで、臨床に必要な蘇生トレーニングを提供する必要があると考え、医療者用BLSのスキルはもちろん、患者の評価・判断から二次救命処置のアルゴリズム、気管挿管の介助などをカバーした新しいBLSトレーニングを開発しました。 急変対応が苦手な方や経験があまりない方からベテランの学び直しまで対応します。
従来のBLS研修やICLSコースよりも看護師の業務にフィットした臨床ベースの実践的な急変対応研修を体験してみませんか?
コース内容
NCLS(Nursing Cardiac Life Support)は「蘇生科学」「CPR」「呼吸管理」「初期評価/判断」「心停止アルゴリズム」の5つのパートから構成されます。全体的にシミュレーションをベースに、実践から学んでいただく形式です。蘇生科学を核として、救命処置を”お作法”として型を学ぶのではなく、”理解し実践する”ことができるようになります。
蘇生科学
- e-Learningの内容を述べることができる。
- 院内心停止の現状が理解できる。
- 電気ショックがどのような効果があるのかを説明できる。
CPRセッション
- 心停止の認知ができ、CPRを開始の判断ができる。
- 質の高いCPRを実践することができる。
- AED(またはマニュアル式除細動器)を使用する判断と行動ができる。
呼吸管理セッション
- 呼吸停止に至る過程を説明できる。
- 呼吸状態の評価をすることができる。
- 状態に応じた適切なデバイスで呼吸管理ができる。
- BVM換気ができる。
- 舌根沈下症例に対して、経口もしくは経鼻エアウェイを留置できる。
- 気管挿管の介助ができる(BURP法含む)。
オプション:気管挿管の実践。
初期評価/判断
- ABCDEアプローチの概要を説明できる。
- 初期評価を実施して判断ができる。
- 判断に応じた行動をとることができる。
- メンバーと情報共有ができる。
心停止アルゴリズム、総合シミュレーション
- 心停止アルゴリズムを判断し実践できる。
- リーダーとして明確な役割分担を行い、的確な指示出しができる。
- 質の高いCPRとCCFを80%達成継続するようチームマネジメントができる。
- 蘇生に用いる薬剤について説明と判断ができる。
- ROSC後の評価、ならびに報告ができる。
オプション:心停止原因の鑑別と報告
開催日程
9時20分〜16時30分
関東地方
<千葉県 千葉市>
□ 1月29日(水)残り僅か
□ 2月23日(日)残り僅か
□ 3月5日 (水)空きあり
□ 4月18日(金)空きあり
<東京都 板橋区>
□ 2月9日(日)キャンセル待ち
□ 3月30日(日)残り僅か
□ 4月12日(土)空きあり
<栃木県 小山市>
□ 3月9日(日)残り僅か
<神奈川県 横浜市>
BLS横浜主催(外部団体)
□ 3月10日(月)
※開催団体のHPでご確認ください
中部地方
<愛知県 豊田市>
上挙母駅 徒歩30分(駐車場あり)
□ 2月16日(日)キャンセル待ち
□ 3月2日(日)キャンセル待ち
<愛知県 小牧市>
□ 4月6(日)空きあり
<静岡県 静岡市>
静岡駅 直結施設内
□ 4月20(日)空きあり
東京都看護協会の案内はこちら
※看護協会主催の研修ではありませんので問い合わせはコードブルーへお願いいたします
教材
2025年4月以降のコースからは教材が有料となります。
参加される場合は紙媒体かPDF版を必ずご用意ください。
製本版の予約はこちら(2025年2月発売予定)
受講料
新規受講
特別価格¥22,800 → ¥ 12,800-
急変対応.net系列でACLS受講歴のある方(有効期限内)、NCLS受講歴のある方(有効期限内)は無料です
更新受講
¥ 8,000-(税込)
受講要件
・事前テストを修了していること
→お申し込み後のお伝えする事前学習ページ内にテストがございます。
修了証
コースを受講し筆記テストに合格すると修了証が発行されます。
修了証の有効期限は2年間です。
期限内は何度でも復習参加可能。
申込みはこちら
依頼・出張コースの相談はこちら
看護師に必要な急変対応を普及させるには各地域での開催と指導者の育成が必要です。
✅️ ICLSだと自施設で開催できない
✅️ 組織の研修に導入したい
✅️ 同僚と一緒に受講したい
などなど、所属施設やお住いの地域での開催も大歓迎ですのでお気軽に問い合わせください。
看護師の臨床に役立つ体験を提供します。
受講者の声
実臨床に沿っているのでイメージしやすいと思います。
一般的なBLSはやや体育会系のイメージなので、とてもわかりやすかった。楽しかったです。
実技が大半だったので、実際にやってみると事前に貰った資料の内容が頭に入ってきやすかったです。
急変の対応をした事が無かったので、業務中も急変に当たらないか不安でしたが今回の研修で急変時の動き方やアセスメントの方法を学ぶことができて少し自信がつきました。実際にリーダーを体験することで周りの人がどんな動きをしてくれたら助かるか知ることができて良かったです。
ICLSインストラクターとして活動していますが看護師向けの内容ということで受講しました。ICLSとはまた違った構成で大変勉強になりました。今後アシスタント参加したいと思います。
急変のとき、自分はリーダーではなく記録や外回りの立場に立つことが多く、ただ指示されたことを受け身でやっていました。NCLSでリーダーの経験や挿管介助をシュミレーションできたことで先を予測したながら自分で考えて、動くという体験ができました。また、理解することと実際にできるかは違うということも体感しました。シュミレーションを自身でも続けることで必ず実践に生きると思い受講して良かったと思いました。
急変対応の研修を探していて受講しました。看護師の業務に即した内容だったので大変勉強になりました。それと同時に定期的に復習しないと実際の現場で動けなそうと痛感したので今度復習参加させていただきます。
院内研修や一般人向けのBLSでは学べないモニターや薬剤をもちいたCPRを体験出来、学びにつながりました。ありがとうございました。
シュミュレーションで学ぶべることが多く、失敗や間違えても確認しながら何度も経験できて、とても勉強になりました。実践で活かすイメージがわいてとても良かったです。また復習参加したいと思いました。
知ってると出来るは別ということを感じたのとともに、実践したことで得られる経験からより深く学びを深められたので、とても有意義な時間でした。本日はご講義、有難うございました。また参加させていただきます。
BLSやACLSにとらわれすぎていない方法だったので実際に臨床に生かせそうだと思いました。
ICLSとACLSコースに参加後、復習も兼ねて参加しました。忘れていた部分や勘違いしていた部分もあったので確認できて良かったです。
以前ICLSコースに参加したことありましたが忘れていたことも多く勉強になりました。勤務先の病院でも是非やって頂きたいと思いました。次参加する機会があったらもっと自信を持ってできるようになりたいです。
ポスター
職場や同僚に拡散していただけると幸いです。
インストラクターコースも開催しています
全国各地でトレーニングできる環境を構築していくことでNCLSを看護師に必要な新しいBLSとして定着させます。
復習も兼ねたアシスタント参加してくれる方も募集しています。
またICLSやACLSのインストラクターの方もお申し込みいただけます。