CODE BLUE NCLS NCLS-EP 急変対応セミナー シミュレーション教材 お問い合わせ
模擬電子カルテSIM-Chart 教育用・実診療では使用不可

急変の徴候に気づく。
突然の心停止でも動ける。

急変の多くは、その前に記録に残っています。体重が増えている。尿が減っている。呼吸数が、静かに上がっている。
一方で、カルテに何も残っていない急変もあります。この教材は、その両方を扱います。
指導者がいなくても、1人で最後まで進められます。

術後4日目、微熱と頻脈だけの患者。所要15〜25分。

バイタル経過表4階北病棟/84歳 女性
測定項目8/158/168/17 06:008/17 14:00
体温(℃)36.836.937.438.9
脈拍(回/分)8896104122
血圧(mmHg)124/70118/68108/6084/48
呼吸数(回/分)18202428
SpO₂(%)97969593
尿量(mL/日)90070018060
体温が38.9℃になったのは最後の列です。呼吸数はその2日前から上がっていました。先に動けたのは、どこでしょうか。
11人で学ぶ

カルテを読み、答え、書く。
7つのステップで進みます

設問はその症例のデータから作られます。選択肢の誤答には、現場で実際に起こりやすい誤りが混ざります。記述は書いたあとで模範と並べて比べられます。

  1. カルテを読む見えるのは、その時点までの情報だけ
  2. 気づく気になる所見をすべて選ぶ。○×が付く
  3. 考える何が起きているか。情報を足してから答えてもよい
  4. 動く行うべきことを選ぶ。避けるべき対応が混ざっている
  5. 報告するSBARを書いてから、模範例と見比べる
  6. 記録するアセスメントを書いてから、模範記録と見比べる
  7. 振り返る3問の結果と、考えるための問い。全データが開く

対面の演習では、この進行を指導者が受け持ちます。同じ症例を、予習に自己学習で、当日は対面で、という使い分けもできます。

S現場の声

完成した症例を読むと、
学習者は答え合わせから始めてしまう

紙の事例やスライドでは、急変時のバイタルも、事後の検査結果も、確定診断も、最初から全部そこにあります。学習者は結論を知った状態で「敗血症ですね」と答えます。実際の臨床とは順序が逆です。

これまで

読む教材

全ての情報が最初から見えている。異常値だけが載っているので、載っている項目そのものがヒントになる。学習者は推論ではなく、正解の再現をする。

SIM-Chart

進行している患者

開始時点では、その時刻までの記録しか見えない。指導者がフェーズを進めると、新しい記録や検査結果が届く。学習者は限られた情報で判断し、必要なものを自分で求める。

Oできること

電子カルテの操作練習ではなく、
臨床推論のための道具です

ブラウザで開くだけで動きます。インストールも、アカウントも要りません。対面の演習にも、1人での自己学習にも使えます。

1人でも学べる 自己学習モードでは、上の7ステップを学習者だけで進められます。設問はその症例のデータから作られ、誤答の選択肢には現場で起こりやすい誤りが混ざります。記述は書いたあとに模範と並べて比較できます。eラーニング、演習前の予習、演習後の復習に。
情報を段階的に開く 指導者がフェーズを進めると、その時刻までの経過記録・バイタル・検査・画像だけが学習者に届きます。新着には NEW が付き、タブに印が出ます。「異常です」とは書きません。何かが増えたことだけを伝えます。
学習者と指導者で画面が違う 学習者用のURLを配ると、進行表・模範記録・指導者コンソールは表示されません。症例の切り替えもできません。同じファイルのまま、見える範囲だけが変わります。
採血は標準セットを全項目 血算・凝固・生化学・炎症など35項目前後を全症例で表示します。関係のない項目も基準値内の値で並ぶので、測られている項目からは病態を推測できません。Hbが下がればHtとRBCも連動し、Creから年齢・性別に応じたeGFRを計算しています。
異常値の強調を切れる Beginner/Standard/Advanced の3段階。Advancedでは検査値のH・L表示もバイタルの▲印も消え、実際のカルテと同じ条件になります。
蘇生記録はタップだけ 心停止発見、胸骨圧迫、通電、薬剤。ボタンを押すと経過時間と時刻が入ります。圧迫の中断時間と圧迫比率(CCF)が自動で出るので、デブリーフィングで数字を示せます。
トリアージを自分でやる 救急外来の事例では、患者が書いた問診票のスキャンと第一印象だけが見えます。バイタルは「測定する」を押して初めて開きます。緊急度と待機場所を選んで確定すると、適切/アンダー/オーバーの判定が返ります。
症例を足せる 自分の病棟の症例を追加できます。概要を書いてAIに下書きを作らせ、貼り付けるとカルテが開きます。数値の整合は自動で点検します。近い症例を複製して数値だけ変えることもできます。
行動の時刻が残る 酸素投与、医師へ報告、RRT要請、CPR開始。押した時刻がタイムラインに並び、「異変から医師報告まで何分」が自動計算されます。採点のためではなく、本人が自分の判断のタイミングを見るためのものです。
画面

実際の画面です

病院の電子カルテに寄せた見た目にしています。タブの並び、SOAPの色分け、看護問題リスト。学習者が初めて開いても、どこに何があるか迷いません。

SIM-Chart 教育用・実診療では使用不可
ID 00005327
米田 三郎 1955年1月17日生 / 71歳7ヶ月 / 男性
5階西病棟 512号室/主治医 外科 高砂 玲/担当看護師 五十嵐 未来
アレルギー:なし感染症:なし低位前方切除術後 第4病日糖尿病
患者概要経過記録バイタル検体検査画像指示自己学習
患者基本情報
手術2026年8月13日 腹腔鏡下低位前方切除術(直腸癌 StageⅡ)
本日2026年8月17日 術後第4病日
既往2型糖尿病(HbA1c 7.8%)、高血圧症。喫煙 25本/日×45年
留置物骨盤ドレーン(左下腹部)、膀胱留置カテーテル(8/16抜去)
経過ダイジェスト
8/13腹腔鏡下低位前方切除術。骨盤ドレーン留置
8/15歩行開始。BT 36.9℃、HR 84
8/16 18:00BT 37.5℃、HR 100。ドレーン排液がやや混濁
SIM-Chart 教育用・実診療では使用不可
ID 00005327 米田 三郎 71歳7ヶ月 / 男性
患者概要経過記録(SOAP)バイタル検体検査画像指示自己学習
経時記録(SOAP形式)
すべて医師看護師医師記録が先新しい順
SOAP学習者用(A・Pを伏せる)
看護問題リスト #1 術後感染のリスク状態 #2 急性疼痛 #3 身体可動性障害 #4 血糖不安定リスク状態
2026/08/13 15:00 医師 外科 高砂 玲 【術直後記録】
S

(麻酔覚醒後)「思ったより痛くない」

O

腹腔鏡下低位前方切除術。手術時間4時間10分、出血量150mL。骨盤ドレーンを左下腹部より留置。帰室時 BT 36.7℃、HR 80、BP 134/78。

A

低位の吻合であり、糖尿病、長期喫煙、低栄養という縫合不全の危険因子を有する。術後3〜7日目に発症しうる。

P

#1 直腸癌 低位前方切除術後
 骨盤ドレーンの量と性状を各勤務帯で記録
#2 2型糖尿病
 毎食前と眠前に血糖測定

左が患者概要、右が経過記録です。医師と看護師の記録は職種ごとに分かれ、SOAPは色で区別されます。「学習者用(A・Pを伏せる)」を押すと、アセスメントと計画が隠れます。学習者はSとOだけを読んで、自分で考えることになります。

A収録している症例

28症例。
予兆の残り方で分けています

同じ「急変」でも、カルテに何が残っているかは違います。予兆を探す訓練と、予兆がなくても動ける準備は、別々に練習する必要があります。

ER3症例

救急外来

問診票と第一印象から絞り込む。めまいと失神、所見に乏しい激痛、若年女性の呼吸困難。

EP9症例

予兆から防ぐ

術後出血、低血糖、急性心不全、オピオイドによる呼吸抑制、誤嚥性肺炎、弁膜症の再燃、低カリウム血症、縫合不全、気管カニューレの閉塞。

A10症例

突然の心停止

カルテ上の予兆に乏しい。肺塞栓、大動脈解離、脳出血、緊張性気胸、心室細動、アナフィラキシー、頸部血腫による窒息、CV挿入後の気胸、高カリウム血症、QT延長。

B4症例

予兆があって悪化

消化管出血、高カリウム血症による徐脈、敗血症性ショック、嘔吐による低カリウム血症。

C2症例

急変を予防する

心不全の退院支援、術後呼吸不全。悪化させない働きかけが主題。

各症例に、患者情報・既往・内服・入院経過、医師と看護師のSOAP記録、他職種記録、6時点以上のバイタル、病態に応じた血液検査と血液ガス、画像レポート、医師指示が入っています。指導者用には、場面の読み上げ文、ABCDEの開示情報、対応の適否で分岐する進行表、評価チェックリスト、SBAR例、陥りやすい落とし穴、デブリーフィングの問い、模範SOAP記録が付きます。

自分たちの症例

自分の病棟の症例を、
そのまま教材にできます

収録している28症例だけでは、どうしても自分の現場と噛み合わない部分が残ります。実際にヒヤリとした事例、部署でよく起きる急変、新人に必ず伝えたい場面。それを1件ずつ足していけます。

概要を書く 「透析患者の内シャント閉塞。前日にスリルの減弱と穿刺困難があり、翌朝に高カリウム血症で徐脈へ」のように、作りたい症例を1〜3行で書きます。分類と難易度を選ぶだけです。
AIに下書きを書かせる ボタンを押すと、生成AIへの指示文がコピーされます。収録済みの症例1件をお手本として含めているので、SOAP記録もバイタルの推移も同じ密度で返ってきます。
貼るとカルテが開く 返ってきた内容を貼り付けると、その場でカルテが開きます。フェーズも自己学習の設問も、既存の症例と同じように動きます。
数値の整合を自動で点検 血液ガスが pH=6.1+log₁₀(HCO₃⁻÷(0.03×PaCO₂)) と合っているか。Hb と Ht の比、Cre と eGFR、収縮期と拡張期の逆転、生年月日と年齢、検査値の数。「要修正」と「確認」に分けて表示します。
手で直せる 患者情報からバイタル、検査、SOAP記録、台本まで、フォームで書き換えられます。近い症例を複製して数値だけ変える使い方もできます。

点検が通っても、それは数値の整合が取れているというだけです。その症例が臨床的にありうるか、薬剤の用量が適切かは機械には判断できません。使う前に必ず指導者が読んでください。

Pはじめ方

はじめ方

1人で学ぶ場合

自己学習用のリンクを開く

指導者用タブの「設定・連携」に表示されるURLです。開いた瞬間に自己学習の画面が出ます。

7ステップを順に進める

カルテを読んで設問に答えるだけです。フェーズは自動で開きます。

模範と見比べる

SBARとアセスメントは、自分で書いてから模範と並べて確認します。

対面の演習で使う場合

症例を選んで、シナリオを開始する

指導者用タブで症例を選び、「シナリオ開始」を押します。経過時間が動き出します。

学習者用リンクを渡す

同じ画面に表示されるURLを、学習者の端末で開いてもらいます。指導者用の画面は自動で隠れます。

学習者の動きに合わせてフェーズを進める

気づいてほしいことに気づいたら次へ。気づかなければ、状態を悪化させます。行き過ぎたら前に戻せます。

よくある質問

タブレットやスマートフォンでも使えますか
ブラウザで開けば動きます。iPhoneの「ファイル」アプリのプレビューではJavaScriptが動かず白いままになるので、Webに置いたURLをSafariで開いてください。
自分の施設の症例に差し替えられますか
できます。症例はデータとして分かれているので、患者情報・記録・バイタル・検査値を書き換えれば、そのまま同じ機能が使えます。フェーズはバイタルの記録から自動で作られます。
学習者が書いた記録は保存されますか
保存されません。画面を閉じると消えます。提出物にする場合は、その場で印刷するか画面を保存してください。
実際の患者データは入っていますか
入っていません。すべて架空の症例です。画面上部には常に「教育用・実診療では使用不可」と表示されます。
薬剤の用量やプロトコルはそのまま使えますか
一般的な標準を踏まえて作成していますが、施設の基準や最新のガイドラインと必ず照合してください。ナロキソンの希釈方法、低血糖時のブドウ糖の濃度、PCAの設定値などは施設ごとに異なります。

まず、1症例だけ触ってみてください

Phase 1 では、その時点までの記録しか見えません。そこから何を読み取れるか、ご自分で試すのがいちばん早いと思います。15分あれば1周できます。

自己学習の画面では、指導者用のタブと症例の切り替えは表示されません。指導者の画面では、28症例の切り替えとフェーズの操作ができます。